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これだけは知っておきたい!相続・贈与

税理士 深代勝美 掲載日:2007年7月31日
相続した土地を売却した場合、
譲渡税はどうなるか?
税理士 深代勝美

今回は、最近よくある問い合わせについて、お答えしてみます。

Q.相続した土地を売却した場合、譲渡税はどうなりますか?


A.相続で取得した土地を売却した場合、譲渡税は納付すべき相続税の取得費として加算されるため譲渡税は軽減されます。ただし、相続税の申告期限の翌日から3年以内の譲渡であることが条件です。

売却代金−(取得費+加算される相続税+譲渡費用)=譲渡所得

※取得費に加算する相続税は、相続した財産に課税された相続税の全額ではなく、相続した全財産のうち土地に対応する部分に限られます。

相続税の取得費加算額=
その人が納付すべき相続税×相続税により取得した全土地の相続税評価額
/ 債務控除前の全財産の評価額

なお、一般的には、物納価額より10%高く売却できれば、売却が有利になることが多いです。

遺産分割の状況

長男がA土地を11,000万円で売却した場合の譲渡税の計算


1.相続税の取得費の加算額の計算
9,660万円×3億円(A〜C土地の合計)/4億円(債務控除前の全財産)=7,245万円

2.相続した場合の譲渡所得の計算
11,000万円(売却収入)−{550万円(取得費※1)+7,245万円(加算される相続税)+344万円(譲渡費用※2)}=2,861万円(譲渡所得)
2,861万円(譲渡所得)×20%(税率)=572.2万円(譲渡税(住民税・所得税))

3.手取り収入
11,000万円−(9,660万円+344万円+572.2万円)=423.8万円

※1取得費 …11,000万円×5%(概算取得費)=550万円
※2譲渡費用…仲介料336万円、印紙代8万円などで344万円
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